1.NHKのニュースでも取り上げられる
今夜のNHKのニュースで取り上げられていました。
土地の所有者は,登記簿を調べれば確認することができます。
登記簿上には,土地の所有者の住所・氏名が記載されています。
そして,土地の所有者が変更になった場合,
あるいは,土地の所有者の住所や氏名が変更になった場合には,
その変更を登記する必要があります。
2.登記事項の変更が反映されていない登記が多数・・・
とはいえ,この変更登記をすることは,法律上義務付けられているわけではありません。
あくまで各人の意思に委ねられているのです。
これが土地の売買であれば,多くの方が登記を自発的にするでしょう。
(自分が購入した土地の名義が,前の所有者のままになっている状態を良しとする人は少数派でしょう。)
3.その原因の中心は「相続」未登記
問題は,相続が起きたときです。
売ったり買ったりする予定のない土地(先祖代々住んでいる土地)や,
いらないんだけど売るにも売れないような土地(山林等)については,登記するもの面倒くさいしお金もかかるしで放置されることがままあります。
そんな相続未登記地を売買するときには,現在の相続人の名義に直さなければ売買できないのですが,これが一大事なのです。
4.数代前の相続登記は非常に大変
ちょっと前の相続であればまだしも,これが明治・大正・昭和初期・昭和中期なんかでとまっていると,何回もの相続が連続して発生し,相続人が多数になってしまうのです。
この状態を「所有者がわからない」といっているのです。
問題の解決には,いくつかの方法があります。
迷っていても,次の相続が発生し,さらに事態を複雑にするだけです。
はやめにお近くの司法書士に相談しましょう。