1.株式会社設立のスケジュール
株式会社設立のスケジュールについて、1日で会社設立可能?
ご依頼をいただいたことはありませんが、
依頼者も、仕事を受ける司法書士も、定款認証する公証役場も、
究極に急げば、1日で依頼から登記申請までいけるかもしれません。
2.1日設立を実現するために
(1)関係者のスケジュール調整と内容の確認
ただし、お互いのスケジュール(株主や役員になる人も含めて)が空いている必要がありますし、設立に際して検討すべき事項のチェックが(司法書士側では対応できても)依頼者様のほうで、すこし不完全になってしまうような気がします。
後日、許認可の申請を予定している場合など、定款目的や役員構成を再検討することにもなりかねず、結果として、再度、目的変更や役員変更の登記が必要となるのでは。。
(2)「設立慣れ」している方であれば
「とりあえずハコがあればよい」という方で、かつ設立慣れしている方ならば、問題はないのかもしれません。
なお、会社設立の日は登記申請の日となりますが、法務局での登記処理に1日~3日かかることになりますので、会社名義の銀行口座開設などの諸手続に移るには、さらに時間がかかります。このあたりも注意が必要です。
3.会社設立手続きに関する法改正(制度整備)
こうした会社設立の期間については、企業促進(?)の観点から、政府で見直しが進められています。
依頼いただくであろう方のニーズを考えると、
(1)とりあえず定型的な会社約款でOK!とにかくハコを直ぐに用意したい!
(2)銀行口座の開設なども1日で完了させてほしい!
みたいな要望に応えられる形にしなければならんですね。